映画『オーバードライヴ』戦うパパはやはりカッコ良い

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オーバードライヴ 原題「Snitch」

2013年 アメリカ


監督 リック・ローマン・ウォー
出演 ドウェイン・ジョンソン バリー・ペッパー ジョン・バーンサル


何も知らずに友人から麻薬を手渡されたばかりに、逮捕されてしまった18歳の少年。その父親ジョン(ドウェイン・ジョンソン)は、無実の罪を着せられている息子を少しでも早く刑務所から出所できるようにと検事に掛け合う。

そんな彼に検事は、捜査に貢献することで刑期が軽減されるシステムがあることを告げる。ほかに手立てはないと感じたジョンは、息子の減刑と彼が巻き込まれた事件の真相をつかむためにも麻薬組織に潜入することに。

やがて、組織の中枢へと近づき、大物密売人と対峙(たいじ)するジョンだが……。

シネマトゥデイより



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解説


オーバードライヴというタイトルとジャケットから、カーアクション映画かと思って借りてきた本作。
アウトローなロック様ことドウェイン・ジョンソンが、マッスルカーに乗り、リボルバー片手に暴れまわる、そんな内容を想像していた。ところがどっこい…!


ストーリーは上記の通り。


友人にハメられ、麻薬密売の容疑で逮捕されてしまったジェイソンの父親、ジョン(ドウェイン・ジョンソン)は、無実の息子の刑をなんとか軽くするために、連邦検事のキーガンに掛け合うが、その条件が、自らが麻薬の運び屋として組織に近づき、麻薬の売人を密告するという危険なものだった。


こうして麻薬カルテル内に潜入することとなったジョンだが、次第に彼は大きな犯罪へと巻き込まれてしまい、自らの命すら危険にさらされてしまうのだった。


感想


いやあ、予想外の面白さだった。


アクション推しの映画ではなくて、実話を基に作られた、半ばヒューマンドラマのような物語。
アウトローのかけらも無い真面目で誠実な運送会社の社長(ドウェイン・ジョンソン)が、無実の罪で捕まった息子を救うべく、奮闘する。そんな、戦うパパのお話である。


ドウェインさんは相変わらずスキンヘッドでムキムキの身体なんだけど、意外と愛くるしい目をしているんだよね。設定上は普通のパパなので、その大きな身体ながらも戦うことなんかに関しては完全な素人。


そんな普通のパパが、面会に行く度に顔にアザが増える息子をなんとか救ってやるため、自分の命を危険にさらして必死に頑張る姿は、もうすんごい切なくて、ものすごく感情移入してしまう。


麻薬カルテルへ潜入するための仲介をしてくれた自社の社員、ダニエル(シェーン・ウォルシュ)もすごく良い表情するんですよ。ドラマ『ウォーキング・デッド』の時もそうだったけど、表情作りがすごく上手な俳優さんだと思う。


登場人物も多いんだけど、なんというか皆輝いているというか、実話が基のおかげなのか、設定がしっかりしている。
こういう映画には必ずいる“クズキャラ”というものが本作にはいない。


雰囲気もしんみりとしていて、実話っぽく、なおかつ麻薬カルテルに潜入する際の緊張感をより引き立てている。それに伴って起こるドンパチも“ありえる”範囲で抑えられており、ご都合主義な展開はない。




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趣味の話になるが、銃撃戦の迫力が素晴らしく、効果音はもちろん、臨場感がハンパない。
カーチェイスもCGは極力使用していない感じで、最近の映画にはないリアルなカーアクションになっている。


カルテルの連中が乗る車がスチールホイール(ホイールキャップ無し)のインパラだったり、97年式マリブだったりした時点で、これからカーチェイスが起きるなってのが予想出来てしまうところが惜しい。


が、全体的によく出来た作品で、久しぶりにDVDを買いたくなる、そんな映画であった。


『96時間』、『スリーデイズ』、『ファイヤーウォール』、『コマンドー』と、いつの時代でも戦うパパはやはりカッコ良い。それが銃を拳を使ったド派手なものであろうとなかろうとね。


総評


★★★★☆


緊張感や臨場感がすばらしいです。


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