映画『フォーン・ブース』  狭い空間で起こる大きな変化

entry_img_169.jpg

フォーン・ブース 原題「Phone Booth」

2003年 アメリカ


監督 ジョエル・シュマッカー
出演 コリン・ファレル フォレスト・ウィテカー ラダ・ミッチェル


口先だけで生きているような自称・敏腕パブリシストのスチュ(コリン・ファレル)。突然ベルが鳴り始めた街角の電話ボックスの受話器を取ってしまった彼は、通話相手の男に「受話器を置いたら命はない」と脅される。

シネマトゥデイより



 capture-20131028-230318.jpg capture-20131028-230142.jpg

解説


TSUTAYAでおすすめされていたので借りて来た一作。
“電話ボックスで何か起きる映画”程度のノリで鑑賞。


監督は「9デイズ」、「ブレイクアウト」などのジョエル・シュマッカー
脚本は「セルラー」などのラリー・コーエン
主演はコリン・ファレル、そう、コリン・ファレル。


あらすじは上記の通り。


capture-20131028-230549_20131028231133a87.pngとある理由から公衆電話を使ったスチュー(コリン・ファレル)は、切った直後に突然鳴り出した呼び出し音に反応し受話器を取ってしまう。

電話の相手は聞き覚えの無い声の男。
男は「電話を切ったら命は無い」とスチューへ忠告。ボックスを囲むように建つビルの何処かからライフルで狙っているという。

最初はバカにさえしていたスチューだったが、そばにあったおもちゃのロボットを狙撃することでそれは証明され、息を呑み固まるスチュー。

電話を切ることもボックスから出ることも出来なくなったスチューは、そこから男の思うように突き動かされてゆく。


感想


中々おもしろかった


序盤、主人公スチュの日頃の口達者ぶりが簡単に説明されたあと、早々に電話ボックスでの物語に移ってゆく。


雰囲気は青みがかった閉鎖的な感じで、1ブロックにも満たない範囲でストーリーが展開していくのだが、まあ終始目が離せないほど入り込んでしまう。


電話を使わせろと迫ってきた娼婦とトラブルになり、その用心棒を男が狙撃。スチュは人殺しの容疑をかけられた挙句、警察に包囲されちゃって、それはもうイカれた精神病者扱い。


男の命令もエスカレートしていき、スチューは自身の隠し事まで自分の口から暴露させられてしまう始末。


何もかもが犯人に有利な立場で、殺す前にスチューを晒し者にして楽しんでいるようにしか見えない感じが、余計にラストはどうなるのかという期待感に変わってゆく。



おもしろいのが、警察側がただのエキストラになっていないこと
この類の映画によくあるのが、主人公の状況を全く理解しない警察人の存在。しかし本作では、いわゆる“わかっている”警察たちで、間違っても強硬手段に出たりすることはない。


capture-20131028-233033.png中でもフォレスト・ウィテカー演じるレイミー警部が良い味を出している。
フォレスト・ウィテカーにこの手の役をやらせるとホントにピカイチ。




81分というコンパクトな尺であっという間にクライマックスを迎える。
若干説明不足な気もしたが、こういう終わり方もありかなといった感じで、特に文句も無い。


全体を通して非常に良い出来。
電話ボックスひとつでここまで物語を作れるのは素晴らしいとしか言いようが無い。


サクッと見れる良作映画といった感じなのでおすすめですー


総評


★★★★☆

思わぬ良作でしたね


 capture-20131028-231605.jpg capture-20131028-231651.jpg

 映画ブログ 外国映画(洋画)へ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ
他にこんな映画も観ています
コメント・トラックバック

管理者にだけ表示を許可する