映画『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』崖っぷちの男(心理)

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キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け 原題「Arbitrage」

2012年 アメリカ


監督 ニコラス・ジャレッキー
出演 リチャード・ギア スーザン・サランドン ティム・ロス


マンハッタンを闊歩するヘッジ・ファンドの大物ロバート・ミラー。

幼少の頃から「世界はM-O-N-E-Yの5文字で回っている」と悟り、2008年の世界的金融危機も先見の明で回避。彼が率いる投資会社は、今や飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

幸せな家庭を持ち、富を築き、慈善家で人道主義者でもある彼は、一見誰の目にも非の打ちどころがない、完璧な成功者。

だが実は、投資の失敗から多額の損失を抱えていた。その上、恋人との逢瀬で致命的な過失を犯してしまう。それから逃れるために嘘を重ね、危険な賭けに打って出るが・・・。

Amazon.co.jpより



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解説


リチャード・ギア主演のサスペンス。一応言っておくがハリソン・フォードではない。


あらすじは上記の通り。


capture-20131023-195901.png大手投資会社の社長ロバート・ミラーは、一見すると非の打ち所が無い完璧な男。が、実は投資に失敗し多額の損失をかかえ、なおかつとある女性と浮気し、関係を持っていた。

そんなある夜、浮気相手の女性とドライブに出ていたミラーは運転中居眠りをしてしまい、ガードレールに接触、車は激しく横転。
一命を取り留めたが、助手席に載っていた浮気相手は死亡した。

身分上こんなことが世に知れてはならないと判断したミラーは、かつての知り合いジミーに連絡し、一連の行動のアリバイ工作を始める。


感想


すごくおしい。


なんとなく勝手に「ウォール・ストリート」的な映画かと思っていたのだが、コテコテの投資ビジネス系といったものではなく、1人の男がピンチを切り抜けてゆく、どちらかというと娯楽色の強いサスペンス。


リチャード・ギア演じるミラーさんは、まあ誰が見ても超大物な風貌で、なおかつ家族思い、慈善団体にも寄付金を送るスーパーマン。そんな大物が、過失ではあるものの一緒にドライブしていた浮気相手を死なせたとなるとそれはおおごとである。


ただでさえ会社の損失を隠すためあれこれやってきたミラーさんにまたしても痛手となる事態が起きて、状況はどんどん悪化。




映画自体はそれ以降が本番でおもしろい。


自分と会社を守るため、必死に嘘を突き通すミラー
本来であれば罰せられる側だが、ギリギリの状況下で必死に行動するミラーがものすごく気の毒で、すっかり感情移入してしまい、何度刑事さんが嫌なやつに見えたことか


アリバイ工作に加担したジミーも刑事に目を付けられ、裁判も不利な立場、証言しなければ10年の実刑。


警察側もしきりに捜査を重ね、そのことでミラーは家族にも悪事を悟られ、もうピンチピンチ。


なんだかんだすっかり見入ってしまっていた


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そしてラスト20分。とあることが判明し、逆転劇の始まりか?
と思ったが、特に盛り上がりを見せることなく終了。


まるでノンフィクション映画を見たときのような、なんとも地味なラストが残念。フィクションなら大胆に行動してほしかったというのが正直なところ。



全体を通してテンポもよく、見入ってしまって106分はあっという間に感じた。
ラストにミラーがもうひと踏ん張りしてくれたらすごくよかったかなー。


総評

★★★☆☆

ラストだけが残念でしたね


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